ブログ
BLOG
BLOG
新年あけましておめでとうございます。
1月に入り、大分でも雪が見られ、一層冷え込みが強くなりましたね。
昨年は、勉強会や学会等で県外に行くことも多く、忙しかったですが振り返ると充実していたと思いました。
今回お話する内容は、ほしの整形外科クリニックの「リハビリ」についてお話をします。
2025年1月現在で当院には、リハビリスタッフは理学療法士4名、作業療法士1名の5名体制でリハビリを行っています。
当院では、他院から羨ましがられる制度を導入しておりまして、それが疾患担当制です。
疾患担当制とは?
疾患担当制とは、聞き馴染みがないと思います。何故かというと当院で作りだした造語だからですね。
制度としては、疾患によって対応できるスタッフを分けていく制度です。これを導入するメリットは、①専門性をもって治療ができる。②好き・得意な分野で行うため、スタッフのモチベーションが維持しやすい。③リスク管理が行いやすくなる。
この3つが大きなメリットだと考えています。
なぜこの制度ができたのか?
私達、作業療法士・理学療法士は医師の指示があれば、全身の治療が可能です。しかし人体を相手するためには、多くの知識、経験が必要になってきます。
もちろん全身を治療できる知識、技術があることを前提としていますが、疾患によっては得意・不得意があり、不得意な面で対応した場合は、治療成績にも影響があります。これは患者さんにとって不利益となる可能性があると思います。そして不得意を改善しようと努力は、もちろんしていますが時間がかかり、その間は患者さんにご迷惑をおかけしているのが現状です。
当院では、全身の対応ができるように
勉強もしつつ、各スタッフの得意分野で患者さん対応をすることで、安定した治療を提供できます。また他院で手術した患者さんのアフタフォローも行うので、知識不足からくる禁忌動作を知らずの内に行った!!・・・・とうのこともなくリスク管理にもなります。
デメリットはないのか?
もちろんメリットだけはなく、デメリットも説明します。①対応できるスタッフの対応枠が埋まっている場合は、予約が取りにくい。②対応疾患以外のリハ頻度が低下するため、自己学習を常にしていき、定期的な勉強会で補完していくため、安定した対応ができるようになるために時間がかかる。ことが挙げられるかと思います。
特に予約が取りにくい事は、現状の課題となっており、患者さんが「週に何回も来たいけど、予約が取れない」「夕方しか来れないけど、枠が空いていない」等の声を頂く事もあります。もちろん対策をしており、1単位(20分)と短時間でも、成果が出るように当院スタッフは常に取り組み、予約をたくさん入れております。
当院では、研修会の積極的な参加、院内勉強会、研究・学会発表を行い、質を維持していく取り組みを行っています。ほしの整形に来て良かったと思われるクリニックになれるように、スタッフ一同これからも精進していきます。
文責:村上