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皆様お元気にお過ごしですか?
私、村上は4月11日~12日で横浜で開催された日本ハンドセラピィ学会に参加し発表もさせていただきました。
今回は、学会に参加して良かったことをお伝えできればと思います。
そもそも何故学会発表をするのか?
これは施設によっても異なりますし、人によっても意見が分かれるとおもいますが、私が学会発表する主な動機は「井の中の蛙大海を知らず」になりたくないからです。もちろんそれ以外にも情報収集であったり、現地で集まった方との交流を広める事も大切だと思っています。ただその中でも、私はどの場所でも自分の考えを伝えることで肯定的な意見、否定的な意見、代案、助言を頂き自分の見識が広がってきています。
なぜこのような考えに至ったのか過去を振り返ると、やはり新人時代のときに患者さんには自信をもって説明できていたことが、治療している隣に経験が上のセラピストや上司であったときに、声が小さくなるなど「知識がある人」が相手だと、尻すぼみをしてしまうことだと思います。
でもこれは今思うと患者さんに大変失礼なことだと感じています。経験よって知識、能力が違うことはあたりまえですが、対応する患者さんに対して自分の考えをしっかり伝えることができて、専門的な知識があるスタッフ相手だと言えなくなくなるのは、患者さんの治療に影響が出ると私個人は考えています(誤解なきようにいうと、自分の意見を押し通せという訳でなく・・・・思い、考えを伝えることを渋らないようにして欲しいということです)。
学会発表をしていく中で
最初の学会発表は10年前に行いましたが、未だに記憶にしっかり残っています。その当時は、抄録の記載方法であったり、発表の目的と報告の内容がずれていたりなど今見返すとひどいものでした(今も修行中ですが💦)。発表する中で否定的な意見もあり、当初はそれを受け止めることが難しく、変な反発心を頂いていました。ただ段々と学会への参加、発表を繰り返す中で多様な意見を受け入れることもできるようになり、質問をしてくる方も同じく臨床で困っていると感じ、1つ1つの質問に真摯に答えようと変わってきたように思います。
学会発表を今後考えている方へ
私ごときが語るなど烏滸がましいですが、学会発表をただすればいいという訳ではないと思いますが、発表するまでの過程で考え、執筆、修正、発表の練習など当日に向けた準備をしていく中で、過程の大切さは学べたつもりです。私も経験ありますが発表しようとすると職場が大きいほど「学会なんか行く意味ない」「発表って自己満足でしょ」「そんな内容で発表するん」って声を聞きます。私個人はそのような意見を頂戴した場合は、流しております。他の人が聞いたら大したことない内容でも、自分にとって大切と思ったら発表するべきです。もしかしたらトラウマになるような質問も来るかもしれませんが、それも含めて自分の成長の糧になると信じています。
今回の学会を通して
すいません💦。だいぶ話がずれましたね・・・今回参加・発表していくなかで、「ほしの整形の村上」として認知されてきたのか「毎年発表してますね」「顔をなんとなく覚えていたのでご挨拶を・・」と声を逆にかけられることもあり、今までは名刺を渡すだけだったですが、名刺を頂戴することもでき、ほしの整形のスタッフとして交友が広がった実感があります。その影響か、いつもは発表が終わると1~2人程度しか、質問がきませんが今回は7人と議論を交わすことができ、とても楽しい時間を過ごすことができました。
前回のブログで新人職員が入職したことをお伝えしたと思いますが、その後輩にもこの熱を継続してほしいと感じております。
ほしの整形の作業療法士は2人体制になり、今後より手の治療に貢献できるように努力していきます。
文責:村上