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血糖値スパイクについて

 

血糖値スパイクって知っていますか?

こんにちは。朝晩はだいぶ涼しくなり、冷房をつけていると朝方は少し肌寒さを感じる季節になってきましたね。

さて今回のテーマは 「血糖値スパイク」 です。
「聞いたことはあるけどよく分からない」という方も多いのではないでしょうか。実は私自身、この言葉を知ったのはつい最近のことです。


血糖値スパイクとは?

簡単にまとめると、次のような現象を指します。

  1. 食後に血糖値が急上昇し、その後急降下する
  2. 食後に強い眠気・だるさ・集中力低下が起こる
  3. 放置すると、動脈硬化・糖尿病・脳卒中・心筋梗塞などのリスクが高まる可能性がある

なぜ症状が出るのか?

砂糖や白米などの 高GI食品 を食べると、ブドウ糖が急速に血液中へ吸収されます。
すると膵臓は血糖を下げようと 大量のインスリン を分泌します。

このとき、血糖値が急上昇した反動でインスリンが過剰に分泌されると、血糖値が必要以上に下がり、低血糖に近い状態 になることがあります。

脳はブドウ糖を主なエネルギー源としているため、血糖が下がりすぎるとエネルギー不足に。これが 眠気・だるさ・集中力の低下 を引き起こす原因です。

さらに、血糖値の激しい上下動は血管を傷つけ、炎症や酸化ストレスを招きます。その結果、動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まると考えられています。


血糖値スパイクを防ぐには?

日常生活のちょっとした工夫で予防が可能です。

🍽 食事の工夫

  • 食べる順番を意識:野菜・海藻 → 肉や魚などのタンパク質 → ごはんやパン
  • 低GI食品を選ぶ:玄米、全粒粉パン、蕎麦など
  • 食物繊維を取り入れる:野菜・豆類・きのこ類
  • 早食いを避ける:よく噛んでゆっくり食べる

🏃‍♂️ 運動の工夫

  • 食後15〜20分以内に軽い運動:ウォーキングやストレッチなど

まとめ

血糖値スパイクは、誰にでも起こり得る身近な現象です。
しかし、食事の工夫やちょっとした運動を取り入れるだけで、十分に予防することができます。

健康は「予防」が大切。日々の習慣を少しずつ見直して、大きな病気を防いでいきましょう。

文責:村上


私が休みの日に子供に作った夕食ですが、このように野菜・海藻類がない食事を一気に食べると血糖値スパイクになるので注意しましょう(たまにはいいと思いますが💦)。