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🍂 血液透析と手根管症候群について
11月に入り、肌寒さを感じる季節になりました。急な気温低下で体調を崩される方も増えてくるのではないかと心配です。寒くなると「手のしびれ」を訴える方も多くなりますね。
今回のテーマは 「血液透析と手根管症候群」 です。
この内容は、大分県腎臓病協議会が発刊している 大分県腎協会報 に院長自ら執筆したものでもあります。
透析とは?
透析を知らない方のために、簡単にご説明します。
👉 一言でまとめると:
「腎臓の代わりに血液をきれいにする治療」 です。
透析と手根管症候群の関係
手根管症候群は徐々に認知度が高まっている病気です。詳細は当院HPの「手根管症候群」のページをご覧ください。
透析と関係する要因としては、透析の過程で アミロイドというタンパク質 が生成されることがあります。このアミロイドが腱に付着し、腱鞘炎を引き起こすことで手根管症候群を発症すると考えられています。
文献によると、25年以上透析を続けた場合、発症率が約51.5%に上昇するという報告もあります。ただし近年では、生体適合性の高いダイアライザーや純度の高い透析液の使用により、発症率が減少しているとの報告もあります。
治療について
手根管症候群は、治療によって改善する可能性が高い病気です。
手のしびれを感じたら、早めに医師の診察を受けることをおすすめします。
当院では、
など複数の治療方針を用意し、患者さんの思いに寄り添いながら最適な治療を選択していきます。





文責:村上