ほしの整形外科クリニック

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今年から骨粗しょう症外来をはじめます。

当院では、令和6年1月9日(火)より骨粗鬆症外来を始めます。

 

年齢や食事、生活習慣などの要因により骨が脆くなり骨粗鬆症になると、転倒や骨折のリスクが高くなります。

骨粗鬆症を抱える女性の患者さんの割合は年齢が上がるほど増えていきます。

 

骨がもろくなっていると、

・重い荷物を持ったとき→背骨の骨折

・尻もちをついたとき→足のつけ根の骨折

・転倒して手をついたとき→手首、腕のつけ根の骨折

などの危険性が高くなります。特に、足のつけ根を骨折し、入院や手術となると筋力なども落ち、介護が必要な状態になる場合が多くあります。

少しでも、そういう状況を回避するためには、骨密度検査を行い、状況によっては適切な治療を行ったり、日々の食事や運動に気をつける事が重要になってきます。

骨粗鬆症は3本柱で治療を行います

  • 薬物療法:内服薬・注射・点滴
  • 食事療法:食生活と生活習慣の改善
  • 運動療法:転倒リスクの防止、骨折の防止

 

運動療法には、自宅で手軽にできるトレーニングもあります

◆ダイナミックフラミンゴ療法(目は開けたまま立った状態で、片足を上げるトレーニングです)

目は開けたまま立った状態で、片足を上げるトレーニングです。このとき、高く足を上げる必要はなく、床につかない程度で問題ありません。転倒のリスクがあるため、机などにつかまって行うと良いでしょう。

左足、右足ともに1分間ずつ行い、1日3セットを目指します。

◆スクワット(椅子に腰掛け、両手を机について立ち座りのトレーニングです。)

両足を肩幅より少し広げた状態で立ち、そこから前傾姿勢でゆっくり5~6秒かけて腰を下ろし、5~6秒かけて元の姿勢に戻します。このとき膝がつま先よりも前に出ないように注意しましょう。こちらも転倒のリスクがあるため、机などをつかんだり、後ろに椅子やソファがある状態で行うと良いでしょう。

5~6回を1日3セット実施することを目指しましょう。

◆ヒールレイズ(かかとを上げるトレーニングです。)

かかとを上げるトレーニングです。両足を肩幅より広げた状態で立ち、そこからかかとを上げ、ゆっくりと下ろします。かかとは高く上げ過ぎる必要はありません。20回程度を1日2~3セットを目指しましょう。

 

これらの検査や、治療、その方に合わせた運動療法の指導など、当院で行うことができます。

私の骨大丈夫かなと思う方なども、ぜひお気軽にご相談下さい!

 

文責:佐藤