ほしの整形外科クリニック

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第15回九州ハンドセラピィ学会に研究発表をしてきました。

2月になったこの時期、コロナやインフルエンザになる人も多く体調を崩す人が多いと聞きます。

皆様も体調を崩されないようにお気をつけてお過ごしください。

さて今回、報告させていただきます内容としては、佐賀県で行われた第15回ハンドセラピィ学会についてです。

2/10に佐賀県で第15回ハンドセラピィ学会があり、研究報告をさせていただきました。質問でいろいろな意見をいただき、自分の糧になったと思います。

そもそも学会発表ってなんのためにやるのか?

普段私達が行っていることは、もちろん患者さんの事を思い、必死になり治療に取り組んでいますが、適切なものを提供できているのかと常に悩みます。

私たちが治療するうえで、患者さんには対価としてリハビリテーション料を払っていただいていますが、それに見合うものを提供できているかは医療スタッフ次第かと思います(当院だけでの話ではなく、全国的な話として)。

自分の知識・実践を他者に示すことによって、肯定的な意見や否定的な意見を聞くことにより、偏った方向性になることを防止できます。

 

そして何より・・・・・

 学会で発表するとなると、資料を集め、読み、考え、書き、修正し、再度書き直し、添削してもらい、再度書き直し、添削してもらい、発表の準備を整え、発表となります(うまくいけば早くできますし、逆にこれ以上時間がとられることも十分にあります)。この工程は、とても時間がかかり正直しんどさもあります。しかしこの工程を経ることによって、自身になかった知識を得ることができたり、文書を書き出すなかで疾患の情報が整理しやすくなることで、患者さんに説明するときによりスムーズにお伝えできるなど、臨床の場でも大きな影響を与えると思っています。

 

多くの尊敬できる仲間がいます

 学会発表をするということは、現地に行く必要があります(最近はオンラインでの発表もあるので一概には言えませんが)。そこでは、一緒に発表する他病院の職員や関わりがある病院の職員に会うことができ、コミュニケーションがとれることが大きなメリットとなります。こんなに頑張っている人がいるんだと感じ、自分もさらに頑張らないといけないと思い、やる気になります。そして何より当院は、結構県外の病院とのお付き合いが多く、熊本、福岡、山口などで手術した患者さんを治療する事があります。ここで顔を合わせることで、お互いに関係性を築き、情報提供書だけで分かりにくかった場合は、直接連絡をできることで治療の内容が格段に変わります。結局は、患者さんの治療に影響がでるので、いろんな病院とのお付き合いをさせていただくなかでも、関係性つくりはとても大切だと思います。

これからも学会に参加していき自己研鑽と関係性つくりを頑張っていきます。

文責:村上