ほしの整形外科クリニック

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①肩のリハビリ、合同研修会について

9月に入り、朝晩は少し涼しくなってきました。

早朝散歩、ランニングが気持ちのよい時期ですので、一度やってみてはいかがでしょうか

 

今回は、肩関節を中心にお話したいと思います。

肩関節周囲炎は、どなたでも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?病態としては、肩に炎症が起きることで痛みが出て、場合によっては夜間眠ることができないぐらい痛みが出現します。他にも、筋肉が切れていたりすることもあり、肩が上がらなかったり、痛みが強くでることもあります。

多くの整形外科で対応でき、炎症を鎮めるためにケナコルト注射やリハビリをすることがあります。

 

今回お話する内容は「肩のリハビリ」についてです。

肩のリハビリ方法は、多様にあります。時期によって、やってはいけないこともあり、炎症が強い時期に、痛みを伴うような強引な運動は逆効果になります。なので「動かさないと肩が固まる」と言われ、動かしすぎると痛みが引かないどころか、痛みによって今度は肩の動きが悪くなるなどの障害が生じます。

当院では、手を含めた上肢機能を診察する星野医師、肩を専門に診察する西井医師が在籍しているため、細かい指示を頂きながらリハビリをしていきます。

 

肩の治療の仕方は人それぞれ

 時期によって対応が変わることは先ほどご説明をさせていただきました。では実際に肩の治療をするときにどのような治療方法があるのかをいくつかご紹介させていただきます。

  • その人の肩の状態に合わせ、適切な力で肩を動かす(動かしかたは、スタッフによって異なることが多いですが、目的があってやっておりますのでご安心ください)。
  • 自主練習指導(腱板トレーニング、肩甲骨運動等)。
  • ハイドロリリース後に、周囲組織のモビライゼーション。
  • 筋、靭帯、関節包などの複数の組織の配列を考え、原因を特定していく。

 

他にもありますが、全部書くと内容が多すぎるので一般的な内容で纏めております。

 

肩の治療は幅が多いので、多様な視点が必要になります。

 ただ肩の治療を行う上で大切になるのは、解剖学、運動学になります。原因を探ろうとも、そもそも原因の箇所の筋、名称がわからなければ、なんとなく治療していることになりかねません。

当院では、毎週木曜日にエコーを使用して、肩の筋の走行や重なりなどを勉強しています。筋の位置を知らなければ、正確に触診できないということなので、とても勉強になります。

 

合同勉強会が開始しました

他の病院のスタッフから、エコーを用いての肩の勉強会の依頼があり、私村上が講師を務めさせていただきました。第1回(7/30)、第2回(9/4)でエコーを使用し筋の観察、筋の触診をさせていただきました。肩に限らず、他の部位でも筋の重なり、厚みがあり、その事を意識して触診できることがエコーの魅力の1つであると考えております。実際に「三角筋と棘下筋」の境目を触診するときに、参加者から多くの反応をいただきました。

今後も、自己研鑽を行い、患者さんによりよい治療を提供できるように努めていきます。

 

肩でお悩みの方は、是非当院へお越しください。

※写真掲載において許可を頂いております。

無断転載はしないようにお願いします

 

追記:同業者の方で興味があれば、当院に連絡を頂ければ参加できるようにしていき、治療の輪を広げていきたいと考えております。

 

 

文責:村上