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11月下旬に入り、1日を通して寒い日が続くようになりましたね。
今回お話をする内容は、骨そしょう外来についての取り組みになります。
骨粗しょう症とは・・・
「いつの間にか骨折」「くしゃみをしただけで背骨の骨が潰れる」など、聞いた事があるフレーズがあるかと思います。
端的に申しますと、骨が脆くなるということですね(すごく内容を省略していますが、詳細は当院の【骨そしょう外来】の専用ページをご覧ください)。
何故、骨が脆くなると困るのか?・・・それは転倒すれば、骨折をしてしまい、場合によっては寝たきりの状態になり、介護を必要とするかもしれません。その話を裏付けるように、今まで骨粗しょう症に関連した研修会、発表会に参加させてもらったときに、転倒し骨折すればするほど介護度が高くなり、健康寿命の低下を招くとの報告がありました。
当院での取り組み
骨粗しょう症は、徐々に多くなるとの見解もあり、対策を迫られています。各病院が、色々な取り組みをしており、そのような話を聞くと1つの職種だけでの対応は困難であり、連携が必須になると感じました。
当院では、米国GE社製の骨密度検査器を導入し、医師の的確な診断、看護師による生活指導、リハビリによる運動指導を行っており、各部署が連携し取り組んでいます。
米国GE社製の骨密度検査機器
歯科医との連携の大切さ
大分でも骨粗しょう症関連の研修会、講演などがあり、当院のスタッフは可能な限り参加をしております。その中でも個人的に大切だと感じたのは、①治療を継続すること、②歯科医と連携することと感じました。
①に関しては、治療は継続しないといけないよねと多くの方が共感してくれると思います。ただやはり色んな事情があり、途中で治療に来なくなる患者さんもいるとのことです。当院では、骨粗しょう症の治療をしている患者さんのスケジュールを看護師が一括管理しており、予約忘れ、日にち間違いがないように取り組んでおります。また、どの年代に多いのか検証もしており、とても熱心に取り組んでおり、ありがたい限りです。
②に関しては、骨粗しょう症の治療に何故歯科医?と疑問を持った方もいるかもしれません。お恥ずかしい事に、私も医療に身を置く中で、講演を聞くまで歯科医の必要性を理解していませんでした。骨粗しょう症の治療は、運動、食事、服薬等が必要になりますが、歯科医が関わる事としては服薬に関係があります。
骨粗しょう症の治療薬の中には、口腔内・歯に問題が生じた場合に、歯科医の治療の妨げになる可能性があるとのことです。なので骨粗しょう症の治療をする前に、歯の治療が必要か?などの判断をするためにも、医師と歯科医の連携が必要になると感じました。
医科歯科連携
当院院長星野は、連携の重要性を理解し、適宜必要に応じて歯科と連携をとる体制を整えております。また大分でも医科歯科連携をするための取り組みがあり、毎回参加しております。
知らないことばかりで、大変ためになることも多く、大分県の骨粗しょう症の受診率が低いこともあり、今後はより取り組みが必要だと感じました。
骨粗しょう症で気になることがある方は、一度診察を受けてみてはいかがでしょうか?
医師・看護師・リハビリが力を合わせ、来院頂いた方の骨を守っていきたいと思っています。
当院HPにも、骨そしょう外来の専用ページがありますので、一度ご覧頂ければ幸いです。
文責:村上