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12月も半ばを過ぎ、とても寒い日が続きますね。
今回は、月1回行っている肩の合同勉強会についてお話をしていきます。
肩を動かすための筋肉とは?
肩を動かすための筋肉はたくさんありますが、その中でも肩関節の安定性に寄与していると言われているのが、腱板と言われる筋肉群です。腱板とは、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つの筋肉からなります。肩を動かすときは、三角筋と腱板が上手く機能することで、上に手を挙げたり、横から挙げたりが可能になります。ただ肩関節周囲炎・・・俗にいう、四十肩・五十肩になると癒着、損傷、痛みなどで機能しにくくなり、肩が動かしにくい状態になります。
ではどうやって鍛えていくのか?
鍛え方は、色々とあると思いますが、当院では輪ゴムを用いての輪ゴム練習を指導しています。
やり方は
①小さく前に倣えをして、②輪ゴムを手首、指に引っかける、③肘を体から離さず、輪ゴムをゆっくり引き伸ばすように手を外側に動かします。
簡単そうですが、ちゃんとやり方を覚えないと効果が出にくいです。
ただこの時にしっかり腱板が働ているいのか気になりますよね?(気にならない方はすいません・・・)
なので今回は、輪ゴム、徒手での抵抗、抵抗が強いバンド、肩の位置を変えての抵抗など腱板が収縮しやすい位置を勉強会のメンバーで調べていきました。結果として、エコーで見る限り輪ゴムを使用するほうが、腱板の収縮が入っているのではないかと意見で纏まりました。もちろんあくまでの1人のスタッフの肩で行っているだけなので、個人差や筋肉のつき方もあるので一概には言えません。ただ、このように当たり前のように普及している技術を再検討する重要性を確認でき、そこで議論を行い、それぞれが思う事を話すことで、スタッフ同士での意見交換ができて良かったです。
今後の展開として
今、1月に1回実技研修で集まっていますが、今後はビデオ会議で症例検討や研究発表をする場を構築していき、参加しているスタッフ全員で取り組んでいきたいと思います。
ほしのだけでなく、複数の病院と連携をとり、治療の輪を広げていきたいです。
今後も、月に2~3回程、ブログ投稿をする予定ですので、興味ある方は覗いてくださいね。
今年もお世話になりました。
※最後は、ほしの整形外科クリニックのシンボルを皆で手で表出し、年末の記念撮影を行いました。
文責:村上