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皆さま、こんにちは。
8月に入り、厳しい暑さが続いていますね。どうぞ引き続き、水分補給や室温管理など熱中症対策を忘れずにお過ごしください。
昨年より、私たちは他病院と合同で2か月に1度の勉強会を続けてきました。職員同士でのディスカッションや実技練習を通して、少しずつスキルを磨いてきたのです。
そしてこのたび、新たに参加を希望してくださる病院が加わり、当院を含め4つの病院での共同研修会が実現しました。これを機に 「大分肩関節リハビリテーション研究会」 を発足することとなりました。
思えば、最初は私を含めた3人で始まった小さな勉強会でした。「共通して多く診る疾患は肩関節だね」という気づきから、ここまで発展できたことを、本当にうれしく思います。今後は、この会を長く続けられるよう取り組んでいきます。
記念すべき第1回は、8月6日の業務終了後、19時30分から約2時間にわたって行いました。
なんと20名近くのスタッフが集まり、大変にぎやかな会となりました。最近では、有名な先生をお招きしても20名集まるかどうか…ということもある中、これだけの参加をいただけたのは本当にありがたいことです。
司会は私・村上が務め、講義と実技は釘宮整形外科クリニックの宮崎大地PTが担当してくださいました。内容は新人教育向けのものが中心でしたが、最新の研究知見や実演も交えた大変充実したプログラムで、当院の新人職員にとっても大変有意義な時間となりました。
講義のあとは、病院の垣根を越えてスタッフを混ぜたグループでディスカッション。経験や発想力には差がありますが、ベテランから直接学べる貴重な機会となり、「楽しかった」「次回が待ち遠しい」との声も多く寄せられました。
私自身、この活動は半分は“趣味”でもありますが、何よりも肩の治療にはこうした学びの場が必要だと感じています。
施設によって治療方針や炎症期への対応、評価方法は異なり、その違いを知ることはとても興味深いものです。こうした学びを積み重ねなければ、臨床力は磨かれず、やがて患者さんへの治療にも影響が出てしまいます。
「相談できる場がない」「勉強会は県外にしかない」という状況では、時間ばかりが過ぎてしまいます。だからこそ、大分でこうした小さな研究会でも続け、肩の治療環境をしっかり整えていきたいと考えています。
当院は「手の治療」が得意というイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、実は非常勤ながら肩関節専門の医師も在籍しており、肩の治療にも力を入れています。
肩の痛みや動かしづらさでお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。地域の皆さまにとって安心できる、信頼できる治療を提供してまいります。