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梅雨に入りそうな時期になり、ジメジメした空気が漂い、体調を崩されていないでしょうか?
患者さんからばね指のことをもっと知りたいとの要望があり、今回の投稿は【ばね指】について投稿させていただきます。
ばね指について
ばね指とは、腱が腱鞘に引っ掛かり、指を動かすと引っ掛かり指が【カクカク】【カックン】と動きます。詳しい内容は、当院HP診療案内の腱鞘炎でご確認をしていただきたいです。
このブログを見ている方、職場の方、家族ですでに発症している方もおられるのではないでしょうか?
治療方法について
きっとこのページに辿りついたという事は、いま現在自身か自身の大切な方がばね指に困っているのではないかと思い、調べる理由としては【治療方法】が知りたい方が多いと思います。
まず大きく分けると3つに分けることができると思います。順番に説明させていただきますね。
①注射療法
治療選択の中では、とても多く採用されることが多いと思います。私自身も注射後の患者さんを対応することもあり、効果は強く感じています。ただこの注射は、ずっと何度でも打てる訳ではありません。また血糖が上昇するため、糖尿病治療中の方は、主治医に相談の上で実施する必要があります。
②手術療法(腱鞘切開)
腱鞘切開といって、腱鞘をメスで切り開く手術になります。指の腱と腱鞘が物理的に引っ掛かるのであれば、腱鞘を切ってしまえば干渉することがなくなるという方法です。
この腱鞘切開は、指の引っ掛かりはなくなることが多いですが、術後の経過によっては指が伸びにくくなったりすることがあるため、手術するときは医師との話し合いが大切になります。
③リハビリ
これはあまり知られていない自信があります・・・(私の広報不足ですね)
当院に起こしいただく方でも、注射・手術は知っていても、リハビリができることは知らない方が多いです。当院でのリハビリは、とくなが法という技術を採用して治療を行っています。とくなが法は、ブロッキングexとストレッチを組み合わせた治療方法ですが、手の状態によっては症状が悪化することもあるため慎重に行う必要があるかと思います。
他にもエコーを使用しながら、患者さんに自分の指の状態を知ってもらうことで安静の必要性、自主練習の負担に耐えることができそうかの判断にもすごく役に立ちます。
一番下の動画では、左母指ばね指を発症した患者さんが、協力をしてくれて撮影をさせていただきました。真ん中あたりに、指が動くと黒くなる個所があります。黒くなる個所の付近で指の腱と腱鞘が引っ掛かり、エコーではこのように見えます。
当院ではばね指の治療にも力をいれています
当院では、なるべく手術を避けるために注射療法+リハビリで対応しています。医師と作業療法士がしっかり連携をとることで、患者さんに適切な治療を行っていきます。また術後の手の硬さや動かしにくさにも、フォローも行っていますのでしっかり治療をさせていただきます。
気になる事があれば、是非当院へお越しください。