ほしの整形外科クリニック

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③肩のリハビリ、合同研修会について(ハンドリング)

雨が降る日が続いていますね。湿度も上がり、衣替えをして長袖を着ていたら、思っていたより暑く、過ごしにくいと感じます。

さて、今回も3回目になる肩のリハビリについてお話をさせていただきます。

10月30日に第4回目の合同研修会を行いました。今までは、肩関節周囲炎のお話が多かったですが、今回の合同研修会のテーマは「ハンドリング」についてです。

ハンドリングとは・・・

 リハビリに限ったことではなく、スポーツ、ビジネス、機器操作でも使用されることもあります。リハビリで使用される意味合いとしては「頭の中で描いているイメージ通りに動かせているか」と思います(私個人の意見ですが・・・・)。

私が新人のころ実技研修に参加していた時、上腕骨頭(骨)の動きや筋肉の配置を意識して動かしなさいと言われました。解剖の図やイラストは頭に入れていますが、実際に触診や動かすとなると戸惑った記憶があります。何故なら「この筋肉って本当に触れている?」「骨を動かすって言っているけど、実際にどの程度動いているの?」「位置関係はどうなっているの?」と疑問がつきませんでした。

 

今回の研修を通して

 私が新人の頃に感じていた疑念は、色んな研修会に参加しても薄れることはありませんでした。触診の技術、操作は以前よりできたと思っても、いつも「本当に描いた通りに触れているか?動かせているか?」と悩んでいました。このような気持ちを持ったまま、患者さんの治療を進めていくのは辛いと感じました。ただそのような思いをしている時に転機が訪れ、それが超音波検査(エコー)との出会いでした。エコーでは、実際に骨の動き、筋の動きを観察でき、私が求めていたものがありました。数年の修行期間を得て、今は他の方に指導ができるまでになりました。

今回の研修では、上腕骨頭を真下に動かす、足元に動かすなど治療に基づいた動きを確認しました。斜めに動いていたり、沈み込みが足りていないことが確認でき、参加した方からは「客観的に見れて良かった」とお言葉を頂きました。

他の病院のスタッフと行うことで、適度な緊張を保ちながら、ハンドリングを確認していきました。当初実技の時間は1時間半の予定でしたが、2時間まで延びました。新人の方々が、積極的に確認をしており、私自身もいい刺激を頂けました。

 

なぜ研修を行うのか・・

 これは人や病院によって変わるとは思いますが、当院では肩の治療が好きというスタッフの数が多い事が、一番の要因かもしれません。もちろんそこには、星野整形外科クリニックに来院頂く、患者さんを治したい思いが根幹にあります。

好きだからこのような研修会が継続でき、新たな知識、技術が蓄積され、結果患者さんの治療に役立つことに繋がると信じています。これからも月1回、研修会を開催し当院に来て良かったと思われるようなクリニックを目指していきます。

次回は、11月27日に研修を行います。テーマは「結帯動作時の骨頭の動き」です。興味がある方は、参加費用はありませんので当院に連絡をして頂ければ、研修も一緒に参加できますので、興味ある方は是非!!