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もうすぐ12月ですね
11月も残りわずかとなり、いよいよ12月に入ります。クリスマスや年越しなど、楽しいイベントが盛りだくさんでわくわくしますね。
今日のテーマ:「テニス肘」について
本日は 上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん) についてお話しします。
名前だけ聞くと馴染みがないかもしれませんが、「テニス肘」という言葉なら耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
症状の特徴
テニスをしていなくても発症します
当院に来られる患者さんの中には「テニスをしていないのに、テニス肘と診断されました」と驚かれる方もいらっしゃいます。
実際には、テニスをしていない方の発症の方が多いくらいです。名前の由来は、昔テニスをする人に多く見られたためと言われています。
発症しやすい人の特徴
手を内側にして手首をよく使う人に多く見られます。
これは「短橈側手根伸筋(ECRB)」という筋肉が肘の外側に付いていて、手を内側にすると腱に負担がかかるためです。
手を内側にしている状態

👉 生活の中では、物を持つときに手を外側に回して持つことが大切とされています。
手を外側にしている状態

ストレッチやリハビリについて
ガイドラインでもストレッチやリハビリは有効とされていますが、ただ「やればいい」というものではありません。
これらを見極めることが重要です。
当院では、まずエコーで腱の状態を確認し、ストレステストを行います。その結果によっては、ストレッチよりもテーピングで保護を優先する場合もあります。患者さん一人ひとりに合わせた方針を立てていますので、「ストレッチさえすれば大丈夫」という考えは少し早計だと感じています。
情報との付き合い方
インターネットには多くの情報が掲載されていますが、必ずしもすべての人に当てはまるわけではありません。医療に関しては特に、個々の状態に合わせた対応が必要です。
最後に
肘の痛みでお困りの方は、ぜひ当院にお越しいただき、星野先生の診察を受けていただければと思います。
文責:村上