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4月に入りました。
社会人にとっては新入職員が増える時期ですが、子どものいる家庭では 入学式や進級 があり、生活が大きく変わる季節でもあります。
今回のテーマは「ランドセル」。
医療機関でなぜランドセルの話?と思われるかもしれませんが、ランドセルの背負い方ひとつで子どもの姿勢が変わる可能性があるため、実は健康と深く関係しています。
🎒 ランドセルの適正重量はどれくらい?
いきなりですが質問です。
ランドセルの総重量はどのくらいが適正でしょうか。
実は参考になる基準があります。
アメリカ小児科学会(AAP)は、バックパックの重量を「体重の10〜15%以内」にすることを推奨しています。
例として、体重30kgの子どもなら
つまり 3〜4.5kgが適正範囲 ということになります。
📦 しかし現実は…ほとんどの子がオーバー
実際のランドセルの中身を見てみると、
これだけで 5kgを超える ことが多く、
体操服や上履きが加わるとさらに重くなります。
そしてこの「体重30kg」という例は、平均的には 小学3〜4年生 の体格です。
では、小学1年生はどうでしょうか。
👦 小学1年生はもっと厳しい
小学1年生の平均体重は 21〜22kg と言われています。
これをAAPの基準に当てはめると、
つまり 3kgを超えると負担が大きい ということになります。
しかし現実のランドセルは 4〜6kg。
→ 小1は完全に容量オーバー です。
さらに通学距離が長いと、身体への負担はより大きくなり、姿勢が崩れやすくなります。
⚠️ 体重の15%を超えると起こりやすいリスク
研究では、15%を超えると身体の補正が効かなくなり、負担が急増する ことが示されています。
具体的には:
バランスを取るために前傾が強くなり、
首・肩・腰への負担が増える。
肩の痛み、腕のしびれ、肩甲骨周囲の張りが出やすい。
猫背が固定化しやすく、呼吸が浅くなる。
胸郭が圧迫され、疲れやすい・集中力が落ちる。
エネルギー消費が増え、帰宅後にぐったりしやすい。
🧳 キャリーバッグ型ランドセルの話
数年前、ランドセルをキャリーバッグのように引いて運べるよう工夫した小学生が話題になりました。
賛否両論ありましたが、
「根性を鍛えるために背負うべき」という意見もあった一方で、
その子自身が重さによる不調を感じていた可能性も十分に考えられます。
子どもの身体はまだ成長途中。
無理をさせるより、環境を整えることの方が長期的には健全な成長につながると考えています。
🏠 まずは家庭で“重さ”をチェックしてみる
姿勢がなかなか改善しない子どもは、
ランドセルの重量が原因のひとつ かもしれません。
これらを一度見直してみるだけで、
姿勢や疲れやすさが改善するケースがあるかもしれませんので一度確認してみてもいいかもしれませんね。
